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2005.01.17

あれから10年

盛んに報道されているのであえて言うまでもないが、今日で「あの日」から10年。
私は既に神戸を離れて四国にいたので体験者ではないし、実家は幸いにも大した被害が無かったので、「被災者」として語るのは憚られるが、それでも親戚には全壊の被害を受けた人もいるし、震災が直接の原因ではないが、おそらく多少なりとも心労を得たであろう祖父をまもなく亡くした。

それよりも、当然ながら明らかに町並みが変わった。十年一昔とはいえ、震災が無ければここまで町並みが変わることは無かったであろう。私にとっては、もうほとんど見知らぬ町も同然である。そういう意味では、私にとっての故郷の風景を実見することはもうほとんど不可能になった、ということである。
これは以前にも書いたことがあるが、町が暗くなった。町の空気が、晴れきって澄んだものではなく、どんより澱んでいるように思えてならない。これは景気の問題が当然ながらあるわけだが、失われた活気を取り戻す事がいかに困難であるかを思い知らされる。

今はまだ10年なので大々的に取り上げられる。しかし20年、30年すると確実に記憶は薄れる。このままでは「被災した町」から「斜陽の町」と称されるようになるであろう。もっともそれで私の故郷が完全に消えるわけではないし、じゃぁどうすればいいのかと問われても回答に窮するが…。「震災の経験」を伝える事は確かに重要だが、そろそろ「被災地」として目を向けてもらうのではなく、「新しい神戸」を積極的に発信するような方向性を報道側にアピールできるようになれば、道が開けてくるのかなぁ。素人考えであれこれ言っても説得力はないが、「澱んだ空気」を早く払拭して欲しい。ともあれできるだけ早く、「被災地」という枕詞が付かない日が来る事を願いたい(もちろんそれは単に皆の記憶が薄れて呼ばれなくなる、という意味ではない)。

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