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2005.02.21

「衣」のはなし

yuzawa5
写真は越後湯沢の宿から外を見る。なんか変な線が入ってるのはなぜだろう…?

合宿の話続編。当初の予定にはなかったのだが、塩沢町にある鈴木牧之記念館に立ち寄る。牧之関連の展示も良かったのだが、実は興味が行ったのは併設されていた越後上布関連のもの。
小千谷縮」といえば聞き覚えのある人も多いでしょうが、新潟県中越地方は古代からの苧麻(ちょま、からむし)の織物の産地で、特に越後産は高級品として珍重されていました。また現在での一大生産地はこの地域だけです。
そうしたゆかりもあって、永原慶二さんの関連著書ではこの地域が取り上げられていて、塩沢でも聞き取り調査をされたようです。
実はこの時、私は初めて青苧(あおそ)を見ました。しばしば混乱が見られるようですが、カラムシから繊維を取りだしたものが青苧で、カラムシそのものを青苧と言うわけではありません(ここ)。

「衣食住」といえば人間生活の三大要素として人口に膾炙していますが、日本史学の研究においては、実はいづれも極めて不得手な分野でもあります。特に「衣」は、中世においては基本的に売買によって入手できるものではなかったため、店で購入することに頼る現代人にはイメージしづらいものがあります(もちろん私も含めて)。
永原さんの本を含めて、この展示を見て考えさせられるとともに、いかにこの分野に対する知識が無いかを思い知らされました。これを克服するにはある程度ビジュアルで理解するしかなさそうだ…というわけで、これを購入予定。この本、写真が永原さんの本にも引用されているようです。

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コメント

はじめまして。
岐阜県大垣市でタウン誌を作ってます。
特集で草木布をやったので関連するブログを探してたどり着きました。
トラックバックを送ります。
研究がんばってください。

>西美濃わが街さん

トラックバックおよびコメントありがとうございます。
化学繊維全盛期に都市生活のなかで生きていると、自然布については本当に疎遠になってしまいます。実際にその技術が消滅する危機にもありますので、そうした中、情報誌で情報発信される意義は大きいものがあると思います。
ブログを拝見しましたが、歴史のある情報誌のようですね。今後も時折お邪魔して貴重なお話を拝読したいと思います。宜しくお願いします。

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