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2005年5月

2005.05.30

大会で買った本

神奈川県博物館協会編『学芸員の仕事』(岩田書院、2005年)
小野正敏・五味文彦・萩原三雄編『モノとココロの資料学』(考古学と中世史研究2、高志書院、2005年)
歴史学研究会・日本史研究会編『日本史講座5・近世の形成』(東京大学出版会、2004年)
須磨千頴『荘園の在地構造と経営』(吉川弘文館、2005年)
ほかに雑誌3冊。去年より随分多く買いました。もっと買いたかったんだけど、とりあえず必要最小限に留めることに。2冊目の本は、去年行った「考古学と中世史シンポジウム」の論文集。今年あった同シンポの第3回は行けなかったんだけど、このシンポの資料集を受贈。多謝。

今年の歴研大会

この時期恒例の歴史学研究会大会。当然ながら、日本中世史部会に一日張り付いていました。今年は去年に比べるとやや出席者が少なかった感じ。荘園制って今ははやらないのかなぁ? 今年は特に全体会のテーマが時事的だったのも影響したんだろうけど。お二方の報告者はともに、単に事実を掘り起こすだけに終始するのではなく、理論的枠組みを呈示しようとする姿勢が強く出た報告を作られたように感じた。これでこそ大会報告と呼べるようなものだったと思います。
討論では、最初はあまり発言したい人が出ず心配だったけど、最終的にはたくさん発言が出て収拾に困る程の盛り上がりに。でも、2,3ほど言いがかり的に思える「意見」が出たのが気になった。年に一度の場であり、報告者にとってはおそらく一生に一度の場であろうことを思えば、限られた時間の中で、流れを無視して言いたいことを喋るだけのような発言は慎んでもらいたいものです。まぁこれは今年に限ったことではないですが(笑)。

さて私はといえば、飲みっぱなし(笑)。しかも酔っぱらうとどうもくだらない話ばかりしたがってしまうのが宜しくないというか…。最後はちょっと暴走してしまった。
懇親会では初対面の方とお会いする事が多いが、私の場合は年を追うごとにホームページやここのブログが名刺代わりになっていて、わりと助かる。でもそろそろ「あぁあの研究をしている人ね」と言われるようになりたいものです…。
事情があって来年は気楽にのんびり飲んでいられなくなりそうなので、今年は心おきなく羽を伸ばさせてもらいました。

2005.05.25

天気不安定、研究は雲行き不安

週末の神宮ではまずまずの好成績で満足。天気がもう一つではあったが…。
交流戦、世間的にもやや飽きられてきた感はありますね。やはり少し試合数が多すぎたような。今の試合数で続けるなら、一気にやるんじゃなくて時期を二回にわけてやった方がいいのではないでしょうか。かくいう私もそろそろパリーグの試合が恋しくなってきました(笑)。
というわけで、野球見に行ったりなんやかんやで作業進まず。ま、いつものことだが…。明日は久々に一日フリーなので、締切の迫る仕事を片づけねばならぬ。

最近、データ改竄とかCOE申請書の虚偽記載とか、アカデミックの不祥事がちらほら目に付きます。どっちも学問分野を問わず、最終的にはモラルに頼るしかないのは確かでしょうね。ただ後者の場合、「掲載予定」であればそれを証明する書類の提出が求められるものと思っていたんですが(某ガクシンはそうだった)、COEの場合は必要ないのでしょうか。でもまぁ「掲載予定」とか「審査中」の論文に関しては、採択にそれほど影響を与えるようなものではないと思いますが。ただしそれだけに一層、そんなところで嘘つくとみっともないですね。

今週末、業界では最大級のイベントである歴史学研究会大会。去年と違って、今年は気兼ねなく飲めそうです(笑)。

2005.05.21

ビジュアルで学ぶ

昨日は歴史民俗博物館で企画展「東アジア中世海道」を観覧してきました。会期が次の日曜までだったので、駆け込み。
今回は私の専門ともかなり関わる内容だったので、じっくり見てきました。やはり関心を持っているだけのことはあって、愉しく観覧。ただ性格上仕方がないとはいえ、展示物は磁器が大半。文書が少なかったのはやや残念。それにしても金沢貞顕って字が汚いんですね(笑)。
そもそも歴博に行ったのはかれこれ9年ぶり。地理的に微妙な所にあるせいか、なかなか足が向かない。今回行って初めて知ったのだが、ミュージアムショップに各地の博物館の図録を取り寄せて並べてあるのは非常に良い。お陰様で別の博物館で開催された、充実した企画展の図録を入手することができました。
私が見ている時、大学生とおぼしき集団が見に来てました。大学のゼミか何かで来ていたんでしょうか。一人でも興味を持ってくれる人が出ればいいですね。

2005.05.19

史学史を学ぶ

現在わけありで関係する先行研究(研究史とも言う)の再確認をしたりとか、先行研究の書かれた時代状況などを「勉強」している。年を重ねるごとに研究も積み重ねられていくので、研究史整理というのがなかなか大変になってくる。今はまだ「勉強」すればいいだけだが、今後30年、40年経ってくると整理するだけでも大変な作業になるんだろうなぁ。
卒論にしろ修論にしろ博論にしろ、まずは当該研究分野の先行研究を自らの観点・問題関心から整理し、課題を明らかにする作業が前提として必要で、そういう作業は基本的に「序章」となる。だが通常は枚数制限のある卒論の場合、研究の分厚いテーマでやろうとすると、今後は研究史整理だけでかなりの枚数を食ってしまう危険がある。決められた分量の中で論旨を組み立てるという経験も必要だし、なんといっても読まされる側(笑)の手間を考えれば、卒論レベルだと枚数制限を設ける必要はあると思うが、今後の学生にとっては、今の分量だと段々厳しいものとなっていくかもしれない。

さて、タイムリーにも『歴史評論』の最新号が史学史特集。石母田正・永原慶二・網野善彦・戸田芳実・河音能平と、中世史の業界にいれば知らない人はいないであろう方々の研究についての論考。私はこれから読みますが、まだ入手されていない方は、今度の歴研大会あたりでどうぞ(…って、別に関係者ではありませんが(笑))。

最後に、遅くなりましたが、小山靖憲さんのご冥福をお祈りします。私は何度かお見かけしたことがあるだけで、直接の交流を結局できなかったのが心残りです。

2005.05.16

今自分の中ではやるもの

暇つぶしにご同業関係のブログを捜してみる。面識があるであろう方を含め、いくつか発見。この業界にもだいぶ普及してきたようですね。
一方で、ブログを検索するシステムの方は確立したとは言い難い状況か。こういう所もあるけど、集積度ではイマイチ。先駆者ライブドアのサーチが今のところ一番利便性が高そうだけど、こちらもまだ使い勝手は今ひとつ。ブログは性質上カテゴライズするのが難しいから、システム構築は大変なのだろう。

最近料理に凝っていて、料理番組もよく見たりする。といっても雑誌を買ったりするほどではないし、手間をかけるのは基本的に嫌いなので、凝った料理をするわけではないのだが。
自炊生活はもう10年になるが、作るにしても大半は適当に炒め物でお茶を濁してきた。また、今の家に住むまではコンビニに近い所に住んでいたので、インスタント食品やコンビニ弁当で過ごすことも多かった。しかし今はコンビニが遠くなったので、家にいる時はほぼ100%自炊に。とはいえさすがに単に材料を炒めるだけのメニューでは飽きてきたというか…、新たに開拓しようかという境地。
ただまぁ依然として独り者なので、さして技術が向上するわけでもない。料理ってのは、基本的に食べさせる人がいないとやはり上達しないと思う。「料理は愛情」なんて言葉もそういやあったが、愛情はともかく、味に対する客観的評価のようなものがある程度得られないと多分ダメなんだろう。この辺研究も似てるなぁ…と、無理矢理繋げる(笑)。

2005.05.14

ものを書くために必要なもの

どうして執筆作業をしようとなると夜中になってしまうのか、不思議だ。長年の習慣になってしまったからだろうか。外も暗く、物音もしない夜中が一番集中できる環境を確保できるということになるんだろうけど、やはりあまりにも不健康。
というわけでこの時間(午前4時)まで締切の迫る原稿を書いていたわけですが…、やっと予定分量の3分の1くらいに到達。今回の作業は元ネタがあるので書くネタには困らないんだけど、ネタの配置(つまり構成)に悩んでなかなかはかどらない。あくまでも論文という形にするには、当然ながら起承転結にある程度気を遣う必要があるので、思いつきでダラダラ文章を並べるわけにはいかない。多分頭の良い人はそういう構成がちゃんと頭の中で完成されていて、思うままに書けばちゃんと論文の体裁が整うんだろうけど、私はその境地には到底達することが出来そうにない。
そして一番困るのが、ボキャブラリー。元々ある方ではないが、最近とみに欠如してきたような気がする。これは原因は明確で、読書量が以前に増して減ったため。同じ言葉を何度も使うのは格好悪いし、読みにくくする一因でもあるのだが、上手い文章表現とか気の利いた単語がなかなか出てこなくて、執筆の遅れに深刻な影響を与えている。不勉強の報いですね…。

2005.05.13

交流戦初観戦

東京ドームで交流戦を2試合観戦してきました。
といっても、新鮮味という点ではどうだったのでしょうかねぇ。当然ながらこれまで対戦したことが無かったチームが対戦するという意味では新鮮ですが、球場の空気とか、演出とかはこれまでのものと一緒なので、実際に球場にいるとそれほど真新しさを実感する事は無かったように思います。
客の入りがいろいろ言われていますが…、体感的な混み具合は、先日の日本ハム戦の方が混雑を感じましたねぇ。まぁハム戦は上階席が基本的に解放されなかったからではありますが。ビジターチームの不人気ぶりを鑑みれば(笑)、まぁあんなもんでしょう。
しかし今年も不甲斐なさは相変わらずな合併球団。新規球団もやはりの惨状ですが、今更こんなことで一喜一憂していては、3年連続最下位のチームを応援してきたのに耐性が得られていないということなのでしょうか(笑)。いい試合だったかどうかというのもあるけど、でもやっぱ勝って欲しいというのがファン心理なんですよねぇ。
次は来週末に神宮の予定。

2005.05.11

取り急ぎ御礼

巨人戦より帰る。疲れました。でも明日もまた行きますけど(笑)。

「blogランキング」へのご協力、ありがとうございます。かなり順位が上がって自分でも驚いています。
引き続きこちらへお越しになった際には、宜しくお願いします。

2005.05.09

講座物の位置

ようやっと『日本史講座』第4巻を読了。
全部で11本の論考があってそれぞれ面白かったんですが、一つ気になったのは、専門用語がほとんど説明もなくふんだんに使用されている点。引用された史料も含めて、院生以上なら当然読みこなさなければならないレベルではあるものの、学部生や一般の人が読むには少々難解のような気がした。
そもそもこの手の「講座物」がどの層をターゲットにして刊行するのかは、実際にタッチしたことがないのでよくわからない。所詮はコンセプト次第だから、はじめから院生レベルを想定していたのであれば別に構わないのだが。
編集方針のようなものがここにあるのだが…、これも随分堅物なことが書かれていますねぇ。学術への寄与が最大の目的であるとはいえ、基本的に商売だと思うんですが、そんなことを心配するのは余計なお世話なんでしょうかね。
そこでふと思い返すと、学部生をターゲットにした概説書って、思ったほど多くはないような気がする。大学生たるものこれくらい読めなくてどうする…というご意見ももっともですが、現実は現実として受け止めて、「(今時の)大学生にもわかる日本史」みたいなコンセプトのシリーズが一つくらいあってもいいかも。もちろん売れるかどうかはわかりませんが(笑)。

ところで左の「関連リンク」にあるように、「人気blogランキング」というのに登録してみました。これをクリックしていただくと、順位が上がるようです。余計なポップアップなんかが出たりするようなことはないので、もし良かったら、こちらにお越しになった際にクリックしてくだされば幸いです。一応カテゴリは「歴史」ということになってまして、ほかの面白い歴史に関するblogへのリンクがあります。もっとも順位が上がっても特に何もないんですが…。

2005.05.08

30の手習い?

sakasai写真は茨城県坂東市(旧猿島町)の逆井城。戦国期の史料には「飯沼城」と出る、北条氏繁が拠点とした城がここに比定されている。櫓などが、比較的忠実に再現されたらしい。

やはり、結局ぐーたらし放題なままGWが終わりそう。
締切の迫る仕事があるので少し取りかかったが、思うようにはかどらない。書くためのベースになった作業をもう一年近くも前にやったきりになっていたので、確認作業を一からやらないといけなくなってしまったのが進まない原因。
さらに締切間近の書類書きを抱えているものの、こちらはなにぶん初めてのことなので、書くのに戸惑っているのが現状。比較的公的な性格を持つ書類を書くのって慣れていないとやはり大変ですねぇ。

さてあの事故以来鉄道関連の報道が随分増えたようですが、「過密ダイヤ」や「運転士に与えるプレッシャー」を非難するなら、オーバーランなんてわざわざニュースでやらなくてもいいと思うんですがねぇ。社会的影響自体も知れたものだし、失敗すればニュースで報道されてしまう、というプレッシャーは相当なものになるのではないでしょうか。
事故を後目に社員が懇親会に興じていたってのは確かに不謹慎かもしれんが、これは「会社の体質」というより、「日本の体質」なのかもしれない…と思った方が教訓になりそうな気がしますがね。

2005.05.05

末は博士か大臣か

…という有名なフレーズ。かつては「博士」は「大臣」とならぶ名誉ある存在と認識されていたものだが、今や「博士」の価格破壊は凄まじい(笑)。「博士になったはいいけれど」というご時世だからしょうがないか。

博士号を取得したものの、定職に就けない「ポストドクター」(ポスドク)が、2004年度に1万2500人に達したことが、文部科学省が初めて実施した実態調査で明らかになった。(読売新聞) - 5月2日18時59分更新(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050502-00000306-yom-sociより[リンク切れ])

ところで、第一生命のアンケートによると、子供がなりたいと思う職業で、男の子の堂々3位に「学者・博士」がランクインしているとか。毎年やっているようだが、ここ数年傾向が似ている。当然ながら子供が職業の実態を理解した上でなりたいと思っているはずがないので(4位が大工ってのもすごいな)、そう思わせる漫画なりアニメなりの媒体があるのだろう。それがどれなのかはわからないが。
そこで第一生命のHPを見ようかと思ったが…、これを書いている時点でメンテ中(笑)。アンケートの集計方法等が気になったのだが、さしあたりここを参照すると…。
サンプルが1080人だったそうだが、なぜかそのうち男子はわずか373人しかいない。この偏りがなぜ出来たのかはわからんのだが、そのうち「学者・博士」と答えたのが5.4%だったそうなので、たった20人(笑)。
これではいくらなんでも一般的傾向を表しているとは言い難いのではないだろうか。ましてや、新聞やテレビニュースで大々的に報道するのは、その意図はないにしても、情報操作的な結果をもたらすような気がしないでもない。まぁ、「学者・博士」が「あこがれの職業」だと思われているという印象が流布するのは、個人的には悪いことではないが(笑)。
もともと25万人を調査したそうだから、サンプルをもっと取るべきではないかなぁ。男女別で集計するのならば、少なくとも男子のサンプルは増やすべき。たぶん結果が変わると思う。それと調査方式が気になるな。自由に記入させているのか、候補から選ばせる形式になっているのかでも大きく違う。

…ま、「博士」は職業じゃないんだけどね(笑)、と最後に野暮なツッコミ。

2005.05.04

歴史学と外交(つづき)

こちらからトラックバックをいただいたのを機に。
新聞で見落としていたのか、3月の時点で日韓歴史共同研究委員会の問題は、結局「失敗」に終わる形となっていたようですね。感想はこちらとほぼ同感なんですが、国家の利益を第一義にする場で、ましてや国家が「監視」する場で、まともな学問的やりとりなぞはじめからできるはずがない。むしろ、そういう呪縛から自由なところで、有益な学問的交流が保証されるのが実態ともいえる。歴史学というのは、国家を監視し、国家に警告する性格を持つ学問であるとも言えるわけだし。
日韓の研究者の間で、見解が分かれている論点は確かにある。中世史でいえば倭寇の問題。要するに現在の国家観念から、「倭寇は実はどの“国籍”の人間が加わっていたか」という点で、意見の対立があるのは確かで、この場合、前期倭寇の場合は韓国側、後期倭寇の場合は中国側に、「倭寇は100%日本人である」と思いたいという感情が一定度見られる。
だが、学術的には既に長年の議論を積み重ねた結果でもあるので、その食い違いを性急に糺そうとすることに何も意味はない。結果として「両論併記」で終わらざるを得ないのは当然といえる。その点政府は、学問の蓄積を理解しているように思えない。一朝一夕で、「状況」に応じて、結論がコロコロ変わるような学問などこの世に存在するのだろうか。

憲法記念日だったので憲法改正の話でも書こうかと思ったけど、テレビや新聞での批判とほとんど感想が同じだったのでやめに。一言でいえば、憲法は国家が国民を規制するものではなく、国民が国家を規制するものであるという原則を政府も国民も忘れないで欲しい、と思う。

2005.05.02

読書週間

今年のGW前半はほぼ飲みっぱなしで終えた(まぁいつものことだが)。一方、後半の方はさしあたり大した予定もないので(=カネもない)、のんびり読書でもして過ごそうかと考える。といっても怠惰は相変わらずというか、骨太の論文集を読む気力があまりないので、わりと軽めな次の二冊を購入。歴史学研究会・日本史研究会編『日本史講座4・中世社会の構造』(東京大学出版会、2004年)、烏賀陽弘道『Jポップとは何か-巨大化する音楽産業-』(新書新赤945、岩波書店、2005年)。私のHPにかつて流行歌関連のコンテンツがあったことを、自分自身ですら忘れかけていたが(笑)、音楽産業関連の書籍…というか、歴史以外のジャンルを読むのは随分久しぶりだ。

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