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2006.02.23

歴史以外での「史料批判」

しかし国会は信じがたい醜態を晒しているようですね。マスコミも踊らされすぎ。どれもこれも今に始まったことではなく所詮は程度問題だけど、それでも今年の国会は酷い。
ともかくもまぁ、「史料批判」は大切ですね…ということにしておきます(笑)。

そんな話はともかく、昨日フジ系「トリビアの泉」を見ていると、「大学受験で数学を選択する/しないで年収が100万円違う」というネタをやっていたのが少しひっかかる。バラエティ番組なだけに相当デフォルメしているのだろうとネットで検索をかけてみると、ここがヒット。提唱した人のサイトはこちら。あぁなんだ、一時はやった「数学のできない大学生」のネタで本書いている人ですか。
ところで、番組中の流れだけだと、「そりゃ受験した大学(=学力)が違うからじゃねーの?」と思ったんですが、どうも調査では「私立3大学」に特定している模様。そりゃそうだわなぁ。この点は誤解が解けました。
ところが、科学的にはよくわからないけど、私の経験で言えば、文系で数学をまじめに勉強する生徒はしない生徒に比べて全体的に成績が良かったように思う。そもそも私立文系では数学を課す大学がほとんどなかったので、その上で数学を受験科目に選択するという生徒は、そうではない生徒に比べると相当学力に余裕があるとは言えるのではないでしょうか。

要するに、結論にあるような、「数学を学ぶと論理的思考が身に付く」という指摘は、そういう側面はあるだろうけれども、こと「年収の差」となると、それだけがすべてではないのではないかと。むしろ、「私立文系を数学で受験する生徒は元々学力の高い生徒である(=学力の違いが将来の年収に跳ね返る)」ということの方がしっくり来る。すなわち、数学も重要ですが、「数学だけじゃなくてあらゆる教科をしっかり勉強しなさい」ってこってす。

しかし永田さん、工学部出身だから数学やった人ですよね。論理力も重要ですが、分析力(リテラシー)は身につけていらっしゃらなかったのでしょうかね? ちなみに大学で歴史やるとしっかり叩き込まれますよ。議員やめたら復学してはいかが?

(追記)
思い出したけど、同様の論理で「フセインは大量破壊兵器を持っていないことが証明できなかった」と称して侵略の片棒を担ぎ、何百億円の税金を投入した某国首相とその僕たちはどのような責任を取っていただけるんですかね? 「ガセネタ」を掴まされて国民が蒙った迷惑のレベルは、こっちの方がよほど深刻で、悪質ですがね。

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コメント

「大量破壊兵器が見つからなかったからといって存在しなかったと言うのは、(逃亡中の)フセイン大統領が見つからないからといって、フセイン大統領が存在しなかったというのと同じだ」、(自衛隊は非武装地帯にしか派遣しないという答弁に対し、非武装地帯の定義を問われて)「だから自衛隊の派遣された所が非武装地帯です」などと、様々な迷言がありましたね。

マスコミの体たらくを見るにつけ、せめて小泉首相や武部幹事長がこの件で「責任を取れ」と言う姿を見て、「おいおいどの口からそんな言葉が出るのやら」と冷笑するくらいしかできそうにないですねぇ(笑)。
いい加減国会を芸能界と同一視するのをやめてほしいんですけどねぇ。まぁこれもこの国の「伝統」であり、そもそもそういうのを好む国民性だから、何を今更ということなんでしょうけど。

こんにちは。突然失礼いたします。今井登志喜著『歴史学研究法』東大出版を下敷きにしての、
「史料批判」の紹介サイトです。

http://park.geocities.jp/siryouhihann/index.html

今井著は、林健太郎著『史学概論』によって紹介されて、戦後しばらく東大教養部「史学概論」講義でサブテキストだった本です。

「史料批判」は、収集された多くの「史料」が、証拠物件として役立つかどうか、
またもし役立つとしたら果たしていかなる程度に役立つか、を考察することです。

今井著は言います。

「偽作」はほとんどすべての種類の史料に行き渡っている。その動機は、好古癖・好奇心・愛郷心・虚栄心、宗教的動機、
しかしなんと言っても利益、ことに商業的利益を目的としたものが最も多い。

原文は昭和10年に書かれました。立花隆さんの『天皇と東大』と同時代のものです。

東大で絶版になったと聞きましたが、にせ物ばやりの昨今、是非、多くの人に読んでもらいたいと思って作りました。 

>せいすいえいこさん
ご紹介ありがとうございました。今後のご発展を期待申し上げます。

HP拝見しましたが、なぜか歴史学の入門書に史料批判についての言及がない、というのは共感いたしました。

もっとも、最近は「概論」すらほとんどない、というのが現状ですが…。
ま、今は戦後歴史学から次世代への「カオス」の状態と言えますので、その収束段階において新たな「概論」が出るんだろう、と思っています。

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