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2006.06.29

我田引水的な今月の時事論評

相変わらず時事ではいろんなことがありますね。
最近で話題なのは高校生の火付け・女子大生の誘拐・大学生のリンチ殺人あたりでしょうか。

高校生の火付けの件ですが、その心理状態については云々しないとして、やっぱり医者は子供を医者にしたがるんだなぁ…なんて率直に思ったりしました。もちろん医師という職業は人の命を救うという点でやり甲斐や誇りを得られるものであるからかもしれません。でも、正直言って多分これが理由ではないでしょうねぇ。
世襲化がはびこっているのは政治家だけじゃなくて、医師も相当なものですね。もちろん親の背中を見て自発的に志す人たちもいるでしょうけど、結局は儲かるからそりゃ手放したくはない、というのが心情というもの。それをただ非難したところでしょうがない。

一般論としてですが、歴史的に、利権を伴う特定の職業はほぼ確実に「家職化」すると言ってよいでしょう。もちろん歴史的にみると、特殊な職業はその技術の継承相手が相当限られるという背景もありますが、「儲からない」職業が揺るぎなく継承されることは基本的には考えにくいことです(まぁ2,3代ならあり得るでしょうけど)。実のところ、日本では政治の場なんてのはその最たる物だったわけですが。
医師の場合、世襲化するもう一つの理由は、経済的に門戸が狭いこともありますね。医学部への進学そのものは万人に開かれていますが、奨学金制度があるとはいえ、特に私立大学において学費の負担は相当過酷なのはご存じの通り。医師という職業においては「格差社会」なんてのはとっくに訪れているわけで、それが「世襲化」と密接に関係しているというのは、社会問題を考える上でヒントになりそうな気がします。

しかしなんであんなに儲かるんですかねぇ? かの誘拐事件も美容整形の有名な医師だそうで、もちろん能力と努力に応じた成果であろうとは思いつつも、あれではやっぱりやっかみを誘うのも仕方がないような。
ああいう姿を見ると医療報酬を少しぐらい下げてもいいんじゃないの?と思いますけど、医師会の太鼓持ちたる与党にはどだい無理な要求ですね。

あと最後の件ですが…、数人の学生が事件を起こしたことで大学のホームページ自体が機能不全になってしまうとは…。
この大学、今回の事件一発で崩壊しちゃうかもしれませんねぇ。いやぁ、これからは大小問わずどの大学も他山の石とした方が良いでしょう。もっとも入試では人格を問えませんが。

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コメント

開業医は儲かりますけど、大学病院の医者(特に下の方)はそんなに儲かっているわけではないですからねえ。医療報酬を下げればいいと一概に言えるものでもないでしょう。

いやまぁそりゃそうです(笑)。

昨今の世相を鑑みて、なんか中世的だと思ってしまうのは、私だけでしょうか。東大阪の一件といい、奈良の一件といい…。他山の石にしたいところです。

初投稿失礼します
あの~普通に質問なのですが、
佐藤進一の「古文書学入門」をよんだのですが
読みきれなくてちょっと苦しいのです。
あの前段階の古文書学の入門書って
ないでしょうか?
流れにそってない質問ですみません(汗)
でも本当にお伺いしたくて、、、

>tomohiroさん
中世的というとそうかもしれませんし、超歴史的にそうかも、という気もしますね(笑)。この辺は社会学とかの領域なんでしょうか。

>悩める学部生さん
そうですねぇ…。ちょっと古いですが日本歴史学会編『概説古文書学 古代・中世編』(吉川弘文館)というのもあります。ただこれも読みやすいかといえば、ちょっと微妙ですね。この本には一応古文書学の概説書などのリストも載っているので、もし手近に見られるようなら一度ご覧になってみてください。

佐藤進一先生の『古文書学入門』は素晴らしい本ですけど、明らかに「入門」ではないですね。レベル高すぎ。

アドバイスいただきまして
ありがとうございます!

図書館で『概説古文書学 古代・中世編』
あたってみます。そしてその概説書リストに
飛んでみたいと思います!

>御座候さん
これさえあればほかは要らないくらいの完成された本ですが、「入門」にしては少しハイレベルかもしれませんねぇ。でも、古文書学はわかりやすいという意味での「入門」書は少ない気がしますね。

>悩める学部生さん
当然ながらリストも多少古いですが、古文書学はそんなに劇的に変化するものでもないので、今でも十分使えると思います。がんばってください。

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