塩田荘(4) 塩野神社
中禅寺のそばにある塩野神社。『延喜式』にも見られる式内社です。『日本三大実録』の貞観15年(873)の記述にも「信濃国塩野神」とあります。塩田荘の水源の地に鎮座しています。永禄11年(1568)の武田信玄の祈願状や、天正15年(1587)の真田昌幸の寄進状もあるそうです。
こちらに武田信玄の方の文書写真が掲載されています。読んでみましょう。
定
信州塩田郷 諏方社領拾
貫之外、従来秋拾貫加増候、則
相当ニ可勤祭例、然而今度於
越国境築新地時節、無風雨・
兵革之災、普請令出来者、
重而可有寄附御社領之旨、
御下知候者也、仍如件、
永禄十一年戊辰 卯月廿一日(朱印)跡部美作守(勝忠)奉之
塩野
神主殿
ん? この時期には諏訪社領だったんでしょうか?
現地看板によれば、かつては神宮寺もあり、荘内の水源地として篤い信仰を集めたことが窺えます。また、文明年間の棟札もあるとか。
現在の拝殿は寛保3年(1743)、本殿は寛延3年(1750)建立とされています。「楼門造り」と呼ばれる珍しい二階建てです。
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