記事検索

  • Googleによる全文検索

    ウェブ全体から検索
    サイト内検索
無料ブログはココログ

Tools

« 足利義満、登場 | トップページ | 14世紀「デフレ」の見解に物申す »

2007.02.12

博士学位取るのに時間がかかる?

博士号は文系の方が理系より難しい――。博士課程の修業年限内に学生が博士学位をどれだけ取得できたかを文部科学省が初めて調べたところ、文系の学生の取得率は理系の3分の1以下であることがわかった。博士号については「理高文低」と言われてきたが、それを裏づけた格好だ。文科省は「文系は低すぎる。対策を考えてほしい」と話している。(中略) 大学が学生に博士号を与える条件は、「自立した研究ができる能力」があること。理系の各分野ではこうした考えが浸透しているが、文系の分野では約120年前の制度発足以来、「功成り名を遂げた人」に与える意識が根強く、理高文低の一因となっている。 文科省は05年9月の中央教育審議会(文科相の諮問機関)の答申を受け、大学院教育について学問研究とともに人材育成面にも力点を置く方針を打ち出し、その一環で修業年限内の学位授与を促している。同省の担当者は、文系の現状について「ちょっと低すぎる」とし、「どの程度の授与率が適当か、各大学院で考えてほしい」と話している。 ―http://www.asahi.com/life/update/0212/003.htmlより引用

対策? 答えは一つ。職を増やせってことでしょ。

もっとも博士課程後となると文理で違いがあるかどうかはわかりませんが、少なくとも人文系では、急いで博士課程を終えたところで、その先がどうにもならんのが現状で、これでは話にならんわけで…。ここまで来ると奨学金(=ローン)にお世話になっている人が多いなか、履歴書に穴が空くと免除への道が閉ざされるわ、そうでなくとも早速返還の催促は来るわで、むしろ早く学位を取ることでこそ蒙る不利益が甚大。なら休学してでも学籍を維持することになります。
もちろん、純粋に研究面で学位のハードルが高いのも事実ではありますが、記事にあるように、まさに単なる「一因」でしかない。授与率の低さは、まさに生活に関わる切実な問題が影響しているわけです。文系はポスドクを救済する体勢に著しく乏しく、実際に学位を取ったはいいが、その後は研究とは無関係のバイトをしてでも食いつながねばならないのが現実。年齢的にも一般企業への就職の道はほぼ閉ざされていますから、八方塞がりです。

文科省は大学に対策を要求するよりも(ってか、乱発せえって号令かけるようなもんじゃないのか?)、財務省に掛け合った方がより効果的とさえ思えるわけですが、いかがでしょうかね。

« 足利義満、登場 | トップページ | 14世紀「デフレ」の見解に物申す »

コメント

文科省の大学院重点化が問題の発端ですからね。

>御座候さん
素人でも、入口を広げたら出口をどうにかする必要があると思うはずなんですがね。
文科省(文部省)が今更こんなこと言うのは、そりゃないよって感じですかねえ。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/20022/13880179

この記事へのトラックバック一覧です: 博士学位取るのに時間がかかる?:

» 文系の博士は難しい? [桂堂徒然]
文系の博士号、難しすぎ? 理系の3分の1以下 何とも悲しい記事です。どこまで取材したのかよく分かりませんが、この通りとするなら、記者も文部官僚もほんとうに何にも分かってない。 博士号は文系の方が理系より難し... [続きを読む]

« 足利義満、登場 | トップページ | 14世紀「デフレ」の見解に物申す »

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

Amazon

最近のトラックバック