記事検索

  • Googleによる全文検索

    ウェブ全体から検索
    サイト内検索

読んだ本・読みたい本

無料ブログはココログ

Tools

« 地域の好著二冊 | トップページ | 助走でつまづく »

2008.01.14

ディプロマ・ミル問題

先日テレビを見ていたら、標記の件で報道がされていました。
いわゆる「学位商法」というやつですが、去年あたりからしばしば報道されるようになってきました。
極めつけはこれ↓

実態のない大学の“学位”を販売する「ディプロマ・ミル」(学位工場、DM)などによる学位商法問題で、公的な認定を得ていない海外の大学などの“学位”を使用している教員が国公私立大学・短大46校に計48人いることが27日、文部科学省の初の実態調査で分かった ―http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/ event/crime/112397/より引用。

48人を多いと見るか少ないと見るか…。ちなみにReaDで思い当たる名前を検索したら、まだ疑問符の付く学位を掲載しておられる方がいました。

こういうのがはびこる原因にはいろいろ考えられるのでしょうけれども、核心を突いていると思しきは以下のお話。

平成3年(1991年)度からの学位制度改正により、課程博士が容易に取得されるようになって、年配の教授で博士学位を有していない人が長年の教育歴にもかかわらず、教授になれないなど割を喰う悔しさから、ついついDMに走った人々たちの場合と異なり、学歴は無いが実務経験は豊富な人が、経験だけで容易に取得できるDM学位を(実質的に)購入し大学教授へ変身するのは最も悪質なケースであると思います。 ―http://degreemill.exblog.jp/6165553/より引用

今後「論文博士」も廃止の方向という話もありますし、博士号取得に関する世代間での温度差が歪みとなって現れているのが、この問題の背景にあるのかなぁ、という気もします(もちろん、個人的な学歴に対するコンプレックスの発露というケースもあるでしょうけど…)。

今後のあり得る問題としては、経営難に陥った大学を“乗っ取る”ことによって、正規の大学でありながら「ディプロマ・ミル」化する、といったケースでしょうか。まぁこれは既に対策が講じられているんじゃないかとは思いますが、どうなんでしょうかね。

大学にはなかなか世間の目が向かないのですが、たまに注目されるのがこういう問題とか補助金の不正問題とか…。なんだか情けないというか悲しいというか。でも、他山の石ですかね…。

参考(この件に関心のある方におすすめ):
「学歴汚染」 http://degreemill.exblog.jp/
「非認定大学リスト」 http://khon.at.infoseek.co.jp/daigaku/index.html

4861672090学位商法―ディプロマミルによる教育汚染
小島 茂
九天社 2007-12

by G-Tools

« 地域の好著二冊 | トップページ | 助走でつまづく »

コメント

じゃあ、私も。大学存立の根本問題ですね。

>渡邊さん
なんかうまくトラックバックを送れていなかったようですので、先ほど再送いたしました。

近年、研究成果の発信に応じて学位を授与するという大学の本来の役割については、まったく関心のない所もあるような気がしますね。
ま、それも社会の要請といえば、そうなのかもしれませんが。

今の課程博士における「博士号濫発」も問題だと思いますね。

>御座候さん
結局、肩書き主義みたいな状態になってるのも確かですしねぇ。
それでもお上は、もっと出せって言っているようですが…。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/20022/17694295

この記事へのトラックバック一覧です: ディプロマ・ミル問題:

« 地域の好著二冊 | トップページ | 助走でつまづく »

2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

Amazon

最近のトラックバック