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2008.02.12

文化財をどう守るべきか

ソウルの南大門全焼については既にいろんなところで反応がありますが、あの焼け落ちる映像はほんとにショッキングでした。

人為による文化財の被災については、日本も他人事ではありません。金閣寺の例を出すまでもなく、2000年に大原の寂光院が焼失したのが記憶に新しいところ。これもほぼ放火と断定されていたかと思いますが、犯人が検挙されたという話は耳に入っていません。ほかにも文化財の被災例はたくさんあります。
韓国では、文化財保護の体制に不備があったとのことで、強化に乗り出すことになったようです。日本でも多くの文化財は対策が施されているとは思いますが、改めて見直すことも必要かもしれません。
ただ一方で、より厳重になると、拝観に不便が生じることになるかもしれません。これも仕方がないのかもしれませんが、その必要性があるとなれば、なんとも残念な話です。

文化財保護の問題は、今後特に地方で顕著になる可能性があります。とりわけ過疎化の激しい地域では、防犯以前に保存すらも難しくなることもあるでしょう。もっとも行政も保存のための支出をしていますが、単にカネを出せばいいというのではなく、実際に日常的に保護に携わる人がいなくなれば立ちゆかなくなります。
地域の文化財を保護するというのは、やはり地域に愛着あってこそ、という面もあると思います。今後は、そういう人たちがたくさん地域から消えてゆくことを覚悟せねばなりません。その後をどうするかについて、真剣に考えるべき時期にきている気もします。

そして、地域の文化財に対する愛着というのは、一朝一夕にできあがるものでもなく、やはりそれを醸成する手段としての教育の役割が重要です。頭ごなしにやれ「愛国心」だ「郷土を愛する心」だなどと説教して済む話ではもちろんなくて、実際に地域や地域の文化財を“知る”ための手段というのを、実務の側に立って具体的に検討する必要があるのではないでしょうか。
なんとか会議はひっそり幕を下ろしたようですが、さもありなん。躍起になって机上の空論を捏ねるだけで、今ある現実を軽視している場合ではない。

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