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2008.02.20

運慶作仏像が海外流出の危機

栃木県足利市にかつてあったとされる、「足利氏のルーツともいえる樺崎寺跡の下御堂(法界寺)の本尊と思しき運慶作の大日如来像」が、文化財指定を受けていないためアメリカでオークションにかけられることになっているそうです(写真はこちら)。

目下、それをなんとか阻止できないかと活動がされているようで、私のところにも関係する要望書(案)が届きました。


運慶作大日如来坐像の保護を求める要望書

さる2月11日付読売新聞の一面トップに「運慶 米で競売へ」という衝撃的なニュースが掲載されました。競売は来る3月18日ニューヨークにて行われるとのことであり、海外流失が懸念されています。この仏像こそ2004年に山本勉先生(現・清泉女子大学教授)の研究によって運慶作とされた大日如来坐像であり、すでに重要文化財になっている光得寺大日如来坐像と酷似することや、それよりやや古い建久年間前半の作品と考えられることから、もともとは足利義兼が建立した足利樺崎寺の下御堂(法界寺)に安置されていた三尺皆金色の大日如来像にあたるものとすることができ、足利氏と極めて深い関わりをもつ像でもあります。
現在史跡樺崎寺跡では、国庫補助事業を受け保存整備事業が進行しており、本像が安置されていたものと考えられる下御堂(法界寺)の跡も発掘調査によってその内容が明らかになっております。このような折、発覚した運慶作大日如来坐像が競売にかけられるというニュースは、たいへん残念なことであり、もし海外へ流失するということともなれば、日本人の魂を持ち去られるにも等しく、痛恨の極みであります。
このようなことから、競売によって一部資産家や愛好家のもとに渡り死蔵されたり、外国の博物館や美術館に流出したりすることのないよう、国にて購入し恒久的な保護がなされますよう、要望します。

読売新聞の記事は↓

鎌倉彫刻を切り開いた巨匠、運慶の作と見られ、2004年に初めて紹介された木造大日如来座像(個人蔵)が3月18日、米ニューヨークで開かれるクリスティーズ社の競売に出品されることが分かった。
売却の際に国への申し出が必要な重要文化財などに指定されていなかった。落札予定価格は約1億6000万~2億1000万円。日本側から入札がない場合、彫刻史上、一級の重要作品が海外に流出する恐れがある。
(中略)
文化庁によると、一昨年ごろ、指定文化財ではないとの証明を求める書類申請があり、売買の動きを把握。国として買い取りを検討したが、契約成立に至らなかった。
―http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20080211-OYT1T00006.htmより

何分金銭的な問題ということに尽きるようで、難儀なことです。どうにか海外へ流出することだけは避けて欲しいものですが…。

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