記事検索

  • Googleによる全文検索

    ウェブ全体から検索
    サイト内検索
無料ブログはココログ

Tools

« 2008年7月 | トップページ | 2008年9月 »

2008年8月

2008.08.29

相模マニアックツアー

Tsukuijo_29_2Dokandozuka_2_2長期旅行に続いて短期旅行を。かねてよりあまり馴染みのない旧相模国の内陸部をまわってみたいと思っていたところ、同志を得たので決行。
思ったよりも史跡はあるもんだと思いつつも、やはり都市化が進んだ地域なので移動に手間取り、行きたいところすべてを見ることはできませんでした。
左写真は津久井城跡(神奈川県相模原市[旧津久井町])。思ったより比高が高く、登るのに時間がかかってしまいました。右写真は太田道灌胴塚の傍らにある石造物群(神奈川県伊勢原市)。中世のものに見えます。胴塚そのものを含めて、行った所はまた追々ご紹介したいと思います。

Ishigakiyama_2今回の宿は箱根の仙石原。箱根には初めて行きました。というわけで、箱根の史跡も是非見たいと思っていたんですが、朝から土砂降り。とても外を歩くことはできず、泣く泣く諦めました。強く再来を期す。
この写真は麓の「秀吉一夜城」として知られる石垣山(神奈川県小田原市)。まさにシャワーのような雨で、写真を見てもおわかりいただけるかと。

帰ってきたら、各地で豪雨になったようですね。ニュースでは8年前の名古屋の豪雨が引き合いに出されているようですが、私はまさにその時名古屋に住んでいたものの、この時、降っていた1時間ほどの間は熟睡してました(笑)。うちの周辺でもかなり降ったようですが、夜中なこともあって今回もぐっすりと夢の中。
どこも夜中だっただけに、逃げ遅れた方も出たようで、いたましく思いつつも、人事ではない気もしました。

8年前といえば、修論書いてたなあ。などと不謹慎ながら懐かしくも。当時の記憶がそれしかないのも、なんとも寂しいものですが…。

2008.08.27

鹿児島県初来訪

Shibushijo_25Kagoshimajingu_1博多からJR「つばめ」で鹿児島へ。要するに一部開通した新幹線にて。私は今まで熊本市以南には行ったことがなかったので(海外もない)、最南端踏破記録更新です。
現在の新幹線の起点である新八代駅は、ちょうど戦国期の相良氏に関する記録『八代日記』の舞台となった地域です。発車してしばらくの間は、その風景を楽しんでいましたが、すぐにトンネル(相良氏の八代での拠点となった古麓城跡の辺)へ。そのまま鹿児島まで、ほとんどトンネルでした…。速いのはいいのですが、あまり景色は楽しめません。

そして鹿児島入り。天気はあまりよくありませんでしたが、初めての地なので感慨深いものがあります。余裕があれば鶴丸城跡あたりにでもと思ったのですが、天気もすぐれないので、駅で昼食を摂ってサマーセミナーの会場である国分へ。

先日の明清史合宿@島根で大言壮語をした手前(内容はひみつ(笑))、あまり大きな声では言えないのですが…、サマーセミナーは3年ぶりです。今年は(も?)たくさんの方がおいででした。関東からも見知った方がちらほらと。
初日は研究報告会、2・3日目は巡見というスケジュール。行った所はまた追々。すべての方とお話しすることはもとよりできませんでしたが、いろんな方々といろんなお話ができて充実したひとときを過ごせました。実行委員会のみなさまには御礼申し上げます。
左写真は志布志城跡、右写真は鹿児島神宮(正八幡宮)です。

帰りの空港では、上海へ向かうというE氏(パワフルだなあ)と別れ、「とらひこ」さんと昼食がてら琉球について情報交換。大変有益な情報をいただきました。最近自分の研究についてはやや停滞気味だっただけに、燃料補給をしていただいた感じです。

そして飛行機なわけですが…。対馬の時もそうでしたが、なんのアナウンスもなく定刻より15分程度遅刻して羽田着(多分滑走路の混雑で東京湾上空を一周したか)。緻密なようでこのいい加減さがあるので、やはり飛行機(特に羽田発着)は気に食わぬ。荷物受取の時間や空港から自宅までのアクセスも勘案すれば、よほどの遠方か、JRより格段に安くない限り飛行機を選択しないでおきたい。

ちなみに、来年は和歌山とのことです。

2008.08.26

九博へ初訪問

Dazaifutenmangu今夏の長期旅行第2弾は九州。春先に対馬へ行く際に福岡を経由しましたが、それを除けば九州へ行ったのはおそらく9年ぶり。年を経て東へと移動している私にとっては、九州は随分遠い存在になってしまいました。

今回の目的は二つ。最近できた九州国立博物館へ行くことと、中世史サマーセミナー(@鹿児島)への参加。
まずは九博へ行くために太宰府へ。太宰府自体は2,3回来ていましたが、街中は天満宮と政庁跡ぐらいしか行っていなかったので、今回は、午前中に自転車を借りてほかの史跡をまわってきました。さすがに暑かったですが、風が心地よく、起伏も小さいのでわりと快適でした。調子に乗って水城まで行ってきました。

午後はいよいよ九博へ。平日にもかかわらずすごい人出で驚きました。いやはやたいした人気です。
もっとも、「篤姫」にまつわる特別展「島津の国宝と篤姫の時代」に集客力があったようです。東大史料編纂所の工事の影響で貴重書が九博に避難している機会を捉えた企画ですが、幕末に関わる展示は三分の一ぐらいな感じ。あとの三分の一は「島津家文書」中心、あとの三分の一は史料編纂所所蔵の中世史料(『薩戒記』や『実隆公記』など)中心といったところでした。「篤姫の時代」というタイトルながら、最初に展示してあるのが源頼朝発給の下文だったのがなんともシュールというか(笑)。私は中世史料がたくさん見られて良かったのですが。

時間が余ったので麓にある九州歴史資料館にも寄ってきました。こちらは以前行ったことがありましたが、展示自体はその時と変わってないかも…? それにしても、九博とは打って変わって閑古鳥が鳴いていたのはやや気がかりでした。
九博が建ったことでこちらが寂れてしまうのではなく、相乗効果を発揮するようなコラボレーションの方向性がもっと前面に出ると喜ばしいのですが。もっとも、既にそのような方向性が検討されていることとは思いますが。無料ですので、九博へおいでの際は是非こちらもどうぞ。

その後福岡で一泊して鹿児島へ向かいますが、そちらはまた改めて。

2008.08.19

ヒマなし、ネタなし

8月もはや20日…。
仕事に追われて単調な日々です。

いよいよ今年のサマーセミナーが迫ってきました。
鹿児島へ行くのは初めてなので、楽しみですし、大いに刺戟を受けてきたいと思います。

ネタがないので、この辺で。佐渡のネタはまた落ち着いてからということで。

2008.08.15

石見銀山・大森の町並み

Iwamiginzan_35Iwamiginzan_34石見銀山の麓に広がる大森の町並みです。近世に日本有数の銀山として開発が進むとともに、多くの人々がこの町に集住し、都市を形成しました。
石見銀山一帯は天領となり、写真はその中心ともいえる大森代官所跡。左写真の門と長屋は文化12年(1815)築で、国史跡に指定されています。当時は「陣屋」と呼ばれ、代官の居住スペースも備えていました。
現在は石見銀山資料館となっており、様々な銀山関係の展示がされています。図録も刊行しているのですが、思い出したのは帰り際。Oさんに得意気に(笑)見せてもらって「ああそうだった」と気づいたのですが、後の祭り。こりゃまた来ないといけません…。

Iwamiginzan_37しばらく町を歩いていると目に入るのが熊谷家住宅(重要文化財)。熊谷家は大森の有力商家で、安芸国人の熊谷氏の末裔とも言われています。銀の秤量や検査をする「掛屋(かけや)」を勤めたそうです。

Iwamiginzan_49さらにしばらく歩くとあるのが豊栄(とよさか)神社。元は毛利元就が築いた長安寺という寺院だったそうで、維新後に神社となりました。創建時は山吹城内にあったそうですが、近世にその麓に移っています。
Iwamiginzan_53Iwamiginzan_52ここには大きな灯籠があるのですが、幕末に長州藩が荒廃した寺院を憂い修復したそうで、その際に設置されたもののようです。
右写真にあるように、灯籠には慶応3年(1867)12月の銘が刻まれています。

このほか大森にはいくつか名所があり、中でも「龍源寺間歩」が知られますが、時間が無くて今回は行けませんでした。温泉津を含め、また改めてじっくり巡見してみたいところです。
というわけで、石見銀山シリーズはひとまずここまで。

2008.08.12

石見銀山・山吹城跡(遠望)

Iwamiginzan_46石見銀山の麓に広がる大森の町並みの奥には、山吹城跡があります。
要害山と呼ばれる山の頂上に位置しており、銀山を守護する役目を担った山城です。築城年代ははっきりしませんが、天文年間(1530年代頃)に大内義隆が築いたとするのが有力のようです。この頃から石見銀山の開発が始まったことから、それに伴って大内氏が詰めの城として築いたということなのでしょう。

その後、尼子氏と毛利氏との間で三つ巴の争奪戦が繰り広げられましたが、永禄期に尼子氏麾下の本城常光が毛利氏に寝返ると、銀山とともにこの山吹城も毛利氏の支配下となりました。以後長らく毛利氏の支配下にありましたが、関ヶ原後に徳川方に没収となって奉行が置かれた後、慶長8年(1603)に火災にあったそうです。
奉行の大久保長安は城の再建に着手したとされていますが、寛永期に代官所が麓に移ると廃城となりました。

ぱっと眺めたところ、結構な山城のようです。夏場は少々きついか。初冬に登るのが良さそうです。
今回は時間も無かったので登山は諦めました。

Iwamiginzan_47Iwamiginzan_48麓の大森にある西本寺の山門は、かつてこの山吹城の城門だったとされています。実際のところはやや微妙な気もしますが、とりあえず城に関わる建築物としては、これが唯一のようです。
たくさんの観光客が散策していましたが、この門に目を留める人はほとんどいませんでした…。

2008.08.10

石見銀山・大久保間歩

Iwamiginzan_4石見銀山遺跡で、今年から公開が始まった「大久保間歩」です。
この名前でぴんと来たらかなりな鉱山通(笑)。石見銀山の初代奉行となった大久保長安の名から取っています。

大久保長安はその出自や経歴には不明な点が多く、それゆえ伝承的なものも多いのですが、猿楽師の家に生まれ、甲斐の武田氏の元に身を寄せていたところ、武田晴信に取り立てられて甲斐黒川金山の開発に活躍したと言われています。
その後徳川氏に仕えると鉱山関係の役人の第一人者となったようで、慶長5年(1600)に石見銀山の担当奉行となったのを皮切りに、佐渡金山など各地の鉱山の担当責任者を歴任し、最終的には年寄(老中)にまで上り詰めました。

慶長18年(1613)に天寿を全うしますが、その後不正蓄財を疑われ、一族が粛清されることになりました。長安も遡及して処罰され、遺骸を掘り起こして斬首されたなんてことも言われているようです。もっとも「大久保長安事件」と呼ばれる一連の騒動は、幕府の中枢にいた本多正信と大久保忠隣による権力闘争(これによって忠隣が失脚)が真の背景のようにもみえますが。

さて、その大久保間歩は現在発見されている坑道の中でも最大のもので、時期も17世紀前半頃から採掘が始まったとされていることから、名前も長安にあやかったとのことです。

Iwamiginzan_14Iwamiginzan_15右写真が最も大きく掘られた箇所です。雰囲気わかりますかね?(なお、写っているのは私ではありません(笑))

Iwamiginzan_29_2Iwamiginzan_31大久保間歩を出て少し登るとあるのが「釜屋間歩」。慶長年間に採掘された坑道跡です。かなり大規模な遺構です。

16世紀後半頃の、初期の採掘場所は頂上付近にある「石銀(いしがね)」と呼ばれる地域で、発掘作業も進められているようですが、夏場は辿り着くのが困難ということでした。いつか行きたいものです。
なお大久保間歩は申込制のツアーで、冬場はやってません(コウモリの越冬場所になっているため、ということでした)のでご注意を。

2008.08.08

石見&佐渡

Iwamiginzan_19Iwamiginzan_36この一週間、立て続けに著名な鉱山を巡見してきました。
まずは石見銀山(島根県大田市)。言わずと知れた、世界遺産に指定された銀山です。今回は出雲市で東アジア世界と銀の関係をテーマとしたシンポジウムが開催されることを受けて、行ってきました。

一度学部時代に行くチャンスはあったんですが、その時は結局行けなかったので、恥ずかしながら今回が初めてでした。オプションツアーで最近公開された「大久保間歩(まぶ)」も見学(左写真)。
ただあまり見て回る時間が無く、くまなく見て回ることはできませんでした。まあまた行く機会もあるだろう、ということで、再来を期す。

TokiSadokinzan_15そして佐渡へ。こちらは4日間かけてじっくりと廻ってきました。日差しは厳しかったですが、風が爽やかで気温もそれほど上がらず、思ったより快適でした。いつもこんな気候なのかはわかりませんが、意外と過ごしやすいので夏の佐渡はおすすめかも(海水浴もできるし)。左写真はベタにトキを。一度は見ておかねば、ということで。右写真は佐渡金山で最も有名な「道遊の割戸(われと)」です。

巡見地の紹介はまた例によってシリーズ化してやりたいと思います(笑)。いつものごとく、のんびりとやってるので終わるまでには数ヶ月かかるとは思いますが…。

この夏はまだ各地を歩き回る予定があるので、史跡ネタがたっぷり溜まりそうです。ちなみに佐渡では日本酒の品評会で高い評価を得ているらしい「真野鶴」を買ってきました。忘れていなければ、サマーセミナーに持参しようと思います。

盆休み期間中は一転して予定もないので、自分の仕事に集中して取り組まねば。ああ、嫌がおうにも引き戻される現実の辛さ。

« 2008年7月 | トップページ | 2008年9月 »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

Amazon

最近のトラックバック