大宰府(7) 光明寺・伝衣塔

太宰府天満宮の近くにある光明寺。文永10年(1273)に、菅原氏出身という禅僧の鉄牛円心(てつぎゅうえんしん)によって建てられた禅宗寺院です。「聖一国師」と称され、京都東福寺などの開山となった留学僧円爾(えんに、弁円とも)の一番弟子と言われています。師の伝記である『聖一国師年譜』を執筆したことでも知られています。
ただ寺は一度廃絶したようで、近世になって復興しています。境内の石庭は九州唯一なんだそうです。
寺のそばにある伝衣塔(でんえとう)。
現地看板によると、「大宰府横岳の崇福寺にいた聖一国師の夢枕に菅神(菅原道真公)が現れ禅の教えを問うた。そこで国師が宋(中国)の仏鑑(ぶっかん)禅師を紹介したところ、菅神は一夜のうちに宋に渡り、忽ちに悟りを開いて戻って来られたという。渡宋天神の話であるが悟りの証にもらった法衣を聖一国師の弟子の鉄牛円心和尚が納めて建てた塔が伝衣塔であり、その時創建された寺が光明禅寺と伝えられる」とのこと。
なお、崇福寺は近世に福岡城下(現福岡市博多区)へ移転し、跡地には別院が建っています。
大きな岩にかわいらしい宝塔が建っています。時代としては、どうでしょうねえ? 中世かどうかは微妙かも。ともかくも、菅原道真に絡んだ伝承があるというのは、いかにもな感じがします。
■福岡県太宰府市
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