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2009.05.05

まったく変わってない歴史番組

山本博文監修『こんなに変わった歴史教科書』(東京書籍、2008年)を、執筆者のIさんより受贈。ありがとうございます。

たぶん高校生向けかなといった内容ですが、教養の授業のネタ元としても重宝しそうです(特に専門としない時代は)。
某サイトでは随分辛辣なコメントが付いてますが、コンセプトを考えれば少々酷な批判のような気も…。
ただし個人的には、室町期が無いのはちと残念というか(笑)。

4487802989こんなに変わった歴史教科書
山本 博文監修
東京書籍 2008-12-06

by G-Tools

全時代を通した特徴的なエピソードが短編として書かれていますが、そのうちの一つで、長谷川等伯が描いたいわゆる「武田信玄像」(高野山所蔵)の件に目が留まりました。

この画像を巡っては、先日NHK「歴史秘話ヒストリア」で取り上げられていました。見ていた時は気がつかなかったのですが、後に酒席で内容を話したら、「それ畠山を描いたというやつですよね」と言われて、ああそうだ、と。
上記の書籍では、この画像が能登畠山氏を描いたものであるとする研究についてや、武田勝頼が高野山に奉納した信玄像は別にあることが指摘されていることなども触れられています。

くだんの番組では、能登出身である等伯と畠山氏との関係については触れられていましたが、この画像が畠山氏を描いたものである可能性が指摘されていることについては、一切触れられていませんでした(出演された研究者の方は、信玄説を採っておられるようです)。後で気づいておいてなんですが(笑)、これは実に不誠実な制作姿勢ではないですかねえ?

むろんあくまでも信玄を描いたとする立場を取ることは構わないのですが、それに対する批判があることについては、黙殺するのではなくて、少しでも触れておくべきのように思います。ましてやNHKの全国放送なわけですし、学術雑誌に載った一本の論文とは比べものにならないくらい影響力は大きいのです(笑)。
番組HPの参考文献を見たら、畠山説を主張した方の文献がありませんね…。まさか知らなかったってことはないと思うんですが。

ま、こういうことはよくあることではありますが、一々苦言を呈しておいた方がいいかな、と。
じゃないといつまでも変わらないですから(書いても変わらないだろうけど(笑))。

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