甲斐一宮 浅間神社

甲斐国一宮の浅間(あさま)神社です。(ただし一宮はほかに論社があるそうです。)
浅間神社は富士山の周辺に点在していますが、この神社は貞観7年(865)に現在地に遷座したと伝わっています。前年に富士山が噴火したそうで、山を鎮めるために建立されたようです。
諸国一宮興行のために書いたという、後奈良院の筆による紺紙金泥般若心経(重要文化財)を所蔵しています。天文19年(1550)に聖護院道澄を通じて武田晴信(信玄)にもたらされ、浅間神社に奉納したそうです。
このほか、信玄が奉納したと伝わる太刀を所蔵しています。

左写真は神門で、右写真が拝殿です。
境内はそれほど広大というほどでもなく、比較的コンパクトな感じでした。
少し離れた国道20号線沿いには、巨大な鳥居(一の鳥居)が建っています。今回は、こちらには立ち寄りませんでした。
境内からちょっと離れているんですが、神社の南方、中央道を越えた山腹には、摂社の山宮(やまみや)神社本殿(重要文化財)があります。建っている場所は、貞観7年に現在地に本社が移る前に鎮座していた地と言われています。
春日造で、室町期の様式とされ、永禄元年(1558)に武田晴信が築いたと言われています。ひっそりとした林の中に佇んでいて、なかなか趣がありました。ただ、ちょっと場所がわかりづらいので、見に行く時は本社の社務所であらかじめ尋ねた方が無難です(ちなみに、本社から歩いていくのは難しい距離です)。
■山梨県笛吹市(旧一宮町)
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