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2009.10.07

中世の借金事情 雑感

久々にすごい台風が迫ってますね。
被害が小さければよいのですが。
比較対象として5年前の台風が取り上げられているようですが、この時は確か、日本史研究会大会の前日から当日にかけてでしたっけね(新幹線の運行が微妙だったので、結局私は行かなかったのですが)。今年はすこし前にずれましたね(笑)。(この時の記事はこちら

昨日、NHK教育の「知る楽 歴史は眠らない」を見ました。テーマは中世の借金や融通について。関連する著書を出されたIさんがナビゲート役のようです。
それにしても、中世の話をしている時に寛永通宝を出すのはやめてもらえませんかねえ…(笑)。

そんな些末なことはさておき。現代の金融は冷徹だと批判する立場から、中世ですらこんなに血の通った融通を行っていたんだ、という主旨のようです。
間違っているとは思いません。ただ、中世の融通がすべて「ハートフル」なわけではないことは留意すべきではないでしょうか。言い方によっては、むしろ中世の基底には根こそぎ財産を食われてしまうような金融があり、慈善的な金融はその対抗関係から登場する、という描写も可能なわけです。というか、過去の研究ではそう言われてきました。

もちろん、「どっちもあり」だと思います。いずれの立場であっても、取り上げる事実は厳然とした事実なわけですから。ただ、それらの事例が一般的なのか、あるいは特殊なのか。その辺りの判断の違いだと思います。

次回は堺の話だそうで、出来れば見たいのですが、見られるかどうかは今のところ微妙です。

ところで、Iさんの近著については、あるブログで手厳しい批判がされているのが周辺で話題になっています。批判の内容についてはとやかく申しませんが、このブログで最後に書かれていた中世像に関するコメントについては、大いに参考になりました。リンクは張りませんので、興味のある方は頑張って探してみてください(笑)。

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コメント

>そんな些末なことはさておき。現代の金融は冷徹だと批判する立場から、中世ですらこんなに血の通った融通を行っていたんだ、という主旨のようです。

亀井金融大臣の御発言を彷彿とさせますね(笑)


>このブログで最後に書かれていた中世像に関するコメントについては、大いに参考になりました。

前近代が身分制社会であるという冷厳な事実を閑却して「中世ユートピア論」に陥ることのないよう、私も自戒したいと思います。

>御座候さん
時代像のイメージは色々とあって、それぞれは正しいことでもあるでしょうけれども、「一面的」と言われないように気をつけないといけませんね。

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