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2010.01.04

データベースの一覧性向上のために

昨年のことですが、最新刊の『日本歴史』740号(2010年1月号)の特集「日本史研究とデータベース」に利用者の立場として寄稿しました。
私の書いた内容は、学会・研究会等のサイトで公開されている会誌のデータベースや研究会案内の現状というもの。といっても、自分のホームページで公開している研究会リンク集をそのままネタにしたようなもので(ちなみにこのブログからはリンクしていません)、そういう意味ではかなり手抜きだったのですが(笑)。
結構偉そうなことを書きましたが、私自身への戒めという意味も込めていますので、関係者の方はお気を悪くなさらないでください。


私が書いた内容についてはともかく、ほかの方の記事を読んでいて思ったのは、それぞれの機関等でデータベース(DB)の構築が進んでいつつも、それらへのアクセスの窓口となる「ポータルサイト」が存在しないため、なかなか周知が進まないことです。
研究機関等のサイトへのリンク集はかなり充実した所はあるのですが(有名なのはこちら)、いわゆるDBの本格的なリンク集がまだ無いのは意外でした(こちらのようなサイトはありますが、網羅しているわけではない)。

ちなみに、実は私は研究する際にあまりDBを利用したことはありません。参照した所といえば、東大史料編纂所は当然のこととして、あとは東大経済学部図書館の古貨幣・古札画像データベースくらいかもしれません。探せば私にとって役に立つDBはあるかもしれませんが、そもそも探すとっかかりとなる場所が無いんですね。

そうなると、自分のためにも、結局はポータルサイトを作るしかないわけです。とはいえ、従来のようなリンク集作成の方法ではすべて一人でやらざるをえず、負担が大きいし情報収集には限界もあります。

そこで思いついたのは、Wikiを活用する方法。基本的に誰でも書き換えられるシステムで、これだと多くの方に携わっていただくことで、洗練されたサイトが作れるのではないか。いわゆる「荒らし」の対策が必要にはなりますが、専門性の高い内容で利用者が限定されるので、さしあたりはあまり気にする必要もないように思います。

というわけで、「日本中世史データベースWiki」(仮称)を構想したりしたわけですが、どんなもんでしょうかね? ニーズが無ければ無意味という気もしますが、ともあれ私はあると便利かなと思いましたので、しばらく実現に向けて考えてみたいなと思います。

まあ、ここまでは言うは易し…なんですが。もちろん、どなたか構築していただける方がおられると大変助かります。構想に対する対価などを要求することはありませんので(笑)。あと私は最近のネット事情に疎くなりつつありますので、アイデアなどを助言していただけるだけでもありがたいです。
ちょっと腰を据えて議論をしてみたいなと思うのですが、いかがでしょうか。


以上の記事を書いた後に、Wikiを使ったデータベースのリンク集がすでに存在していることを確認いたしました(こちら)。
ただ、一覧性の点では改善の余地があるかな、という気もしたり(たとえばDBで扱っている史料群についての情報がやや不十分かなという点)、今後のDBの増加を考えれば、やはり中世史に限定して作る方がいいのではないか…などと思ったりしました。

B00308V8JG日本歴史 2010年 01月号 [雑誌]
吉川弘文館 2009-12-22

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コメント

 遅ればせながら、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申しあげます。さて、ご指摘の件、ごもっともだと思います。私も自分のHPに役立ちそうなものを列挙していますが、やはりポータルサイトのようなものが必要ですね。それこそ、公的な機関でお願いしたいものです。最近は、論文もPDFで入手可能なので、せっせとダウンロードして、HDに保管しています。最近は、紀要だけでなく、法制史研究、史学等の論文も無料で読めます。ありがたいことです。ただ、これもGeNiiとjournal@archiveとでやっているのが、無駄なような気がしています。自治体史の史料編などで品切れのものも、PDFで公開してくれないかなあ・・・。

>渡邊さん
返事が遅くなって失礼しました。
本年もよろしくお願い申し上げます。

カネにも業績にもならないだけに(笑)、個人でやるとなると、自発的にやるしかないですね。

会誌の電子ジャーナル化はこれから進んでくると思いますが、これもどこにあるか分からないということにならないよう配慮してもらいたいところです。

自治体史資料編の電子化は、私も切望します(笑)。なかなか簡単にはいかないでしょうけれども…。

 電子ジャーナルも、東大史料編纂所の紀要は、編纂所のHPまでいかないと気付きませんね。そして、なぜか「読みたい論文」が非公開。いろいろと事情があるのでしょうが、公開いただきたいものです・・・。
 ちなみに先日、ようやく『毛利家文書』などを格安で仕入れたところですが、『広島県史』中世史料編は、5冊で10万円近くするので、やはり考えてしまいますね。せめて、5万円くらいにならないものか・・・。恐らく、今の自治体の財政状況では、一部の人のために再刊という選択肢はありえないと思います。しかし、PDF化となると、財政ももちろんですが、文書所蔵者に公開してよいかの確認が必要になるでしょう。これがなかなかの難題かもしれません。ちなみに、『福井県史』は公開していますが、データが完全でないのか、私がバカなのか、非常に使い勝手が悪いなあ、と感じています。

>渡邊さん
公開しているところもあるんですね。
少しでもその動きが広がるといいんですが。

確かに既刊の自治体史等に入っている史料の公開は、所蔵者との調整が問題になりますね。なかなか大きな課題です。
電子ジャーナルについては、今後は事前に著者の了解を得るようになると思うんですが、既刊分はなかなか調整が難しいところです。こればかりは仕方がないかもしれませんね。

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