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2011.06.13

実業家と郷土史家を繋ぐ記憶

桐野さんの『江の生涯を歩く』を読んでいて、ふと目にとまった箇所がありました。といっても内容とは直接関係のないところですが…。それは、江の最初の夫であり、知多半島の大野城を支配する佐治一成に関する記述の中で、参考文献として瀧田英二『常滑史話索隠』(私家版、1965年)が挙げられていたことでした。

私はこの本を読んだことはないのですが、気になったのは著者の瀧田英二氏。というのも、かつて名古屋に居た時にアルバイトで文書調査をやっていた際、このお名前が頻繁に出てきたからです。
調べてみるとやはり同一人物で、調査をした文書「瀧田家文書」の旧蔵者でした。この文書は、近代に常滑で廻船業や木綿問屋を営んだ家に伝わった文書で、近代に繊維産業が特に愛知県で発展したこともあって、時折研究にも使われるわりと有名な文書群です。確か現在は常滑市教育委員会が所蔵あるいは寄託を受けています。

調査をしていた時は知らなかったのですが、実業家だった瀧田氏が常滑の郷土史に取り組み、著書を編まれていたのは、そこそこ知られているようですね。高野辰之(今もよく知られた唱歌の作詞としても有名ですね)や三上参次の名前も出てきたり…。意外な一面というと失礼ですが、このような形で「再会」したのはなんとも妙な縁を感じます(勝手な感想ですが(笑))。また、奥さんは結構有名な新劇女優だったそうで、これも実は知りませんでした。

おそらく文書の調査自体はもう終わっていて、それに基づいて常滑市では企画展も行ったり、旧家の公開なども行っているようです。ともかくも、ふとしたことで院生時代のいろんな思い出が蘇ってきたもので、とりとめもなく書き付けた次第です。常滑には実はまだ行ったことがないので、行ったおりには旧家を見学してみたいなと思います。

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コメント

瀧田さんってそんな方だったのですか。
まったく知りませんでした。
有難うございます。

>ダンダンさん
私も郷土史家としての側面は全然知らなかったです。
お子さんも各方面で活躍した方々だったようですね。

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