有馬温泉の史跡

言わずと知れた歴史ある温泉地の有馬。中世の記録類などの史料にも時折登場しており、古くからの湯治場でもありました。この辺の説明は省略します。
左写真は、太閤の湯殿館という資料館にある中世の湯船の遺構。湯船と言っても当時は蒸し風呂が主流で、この風呂もそうだったようです。
右写真は、湯殿館の脇にある石垣。古いものだと聞いたような気がするのですが、実際はどうでしょうかね。

左写真は、その近くにある念仏寺。天文7年(1539)創建とされ、北政所(おね、ねね)の居所跡だったとも言われているそうです。写真の本堂は正徳2年(1712)築で、有馬温泉では現存最古の建物だそうです。
右写真は、極楽寺。上記の湯殿跡は、このお寺の境内から見つかりました。聖徳太子創建の伝承があり、現在の建物は近世に再建されたものです。
そして、界隈でもひときわ大きな伽藍を構えているのが、温泉寺。寺伝では行基の創建とされています。有馬温泉の鎮守とも言える役割を担った寺院で、天正4年(1576)に一度焼失したものの、豊臣秀吉によって再建されました。
写真は薬師堂で、近世に再建されたもの。本尊は中世のものとされる、波夷羅(ばいら)大将立像(重要文化財)です。
廃仏毀釈によって、薬師堂を除く堂舎は解体されてしまったそうです。なお、当初は真言宗でしたが、近世に黄檗宗に改宗しています。近くには、温泉寺の鎮守である湯泉神社がありますが、こちらは立ち寄らず。
■神戸市北区
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