上皇宮

岩木川のほとり、今は林檎畑が広がる山裾の一角にある上皇宮。道から中に入った所にあって、見付けるのに苦労しました(笑)。
紙漉沢という地区にありますが、ここは南部信政に浪岡を逐われた長慶天皇が元中2年(1385)に身を寄せ、応永10年(1403)にここで死去したという伝承があります。子の「盛徳親王」(玉川宮?)が菩提寺を建立したとされ、それが現在では神社となり上皇宮となっています。実際に戦前までは陵墓参考地に指定されていたそうです。
長慶天皇にまつわる伝承は各地にありますが、実像があまりわからない南朝天皇として知られていますね。実際にどこで没したか不明で、諸説あるものの決め手に欠けるのが現状です。ただ、没年は応永元年(1394)が有力のようで、当地に伝わるものとは異なっているようですが、中世後期から近世にかけて伝承が大切に受け継がれてきた様子が窺えます。
■青森県弘前市(旧相馬村)
« 長勝寺構 | トップページ | 天満宮の板碑・国吉の板碑 »
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/20022/53959291
この記事へのトラックバック一覧です: 上皇宮:
































コメント