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2012年5月

2012.05.29

歴研大会2012

今年も訪れた歴研大会。今年はさしたる役目もなく、いち参加者として過ごしました。

ただ、日曜は各部会で関心の近い報告があり、あわただしく動き回っていました。結構二日酔いで辛かったのですが…(笑)。
古代史部会では、討論の際にご指名があったと聞きました。既に中世の方に行っていたため、不義理してしまい失礼いたしました。

そうこうして、このところ飲み続きでかなり疲弊。今日の授業は正直言って辛かったです。少し養生して、また週末にある研究会に備えます。

…といったところで。本は結構たくさん買いましたが、リストは割愛。

2012.05.20

高山陣屋

Takayamajinya_4Takayamajinya_6高山の中心部へ。こちらは高山陣屋です。国史跡。

近世当初は金森氏が高山城を本拠とした城下町でしたが、元禄5年(1692)に金森氏が転封となった後は幕府の直轄領となり、この場所に代官所が設置されました。当初はかなり広大な敷地を誇ったようですが、18世紀半ばに縮小されたとのことです。以後幕末まで代官所として使用され、維新後は県の庁舎として転用されて明治末年まで使用されました。

Takayamajinya_18Takayamajinya_10建物は改修されていはいますが近世に使われてた陣屋が現存したもので貴重です(唯一らしい)。元々は18世紀半ばに建てられたものですが、19世紀に度々改修されているようです。

Takayamajinya_12Takayamajinya_15とはいえすべてが遺っているわけではなく、建物の残っていない箇所は、どんな建物があったかを想像できるようになっています。

Takayamajinya_16Takayamajinya_13このように、蔵もいくつかあります。左写真は「書蔵(かきぐら)」と呼ばれた蔵だそうで、元は天保12年(1841)に築かれたもの。

右写真の蔵は規模の大きいもので、中は江戸時代の高山についての展示がされていました。確か撮影禁止だったので写真はなし。

■岐阜県高山市

2012.05.16

白川郷

Shirakawago_88Shirakawago_105飛騨といえば、誰もが思い浮かぶであろう世界遺産の白川郷。高速道路が出来てだいぶ行きやすくなっていました。といっても、私は今回初訪問だったのですが。

元々は摂関家領の白川荘があったとされた地域ですが、中世になると真宗の道場が築かれ、その後成立した照蓮寺(現在は高山別院として高山市街に所在)が真宗の拠点となっていきました。
15世紀後半になると、信濃国松代(現長野市)出身という内ヶ島氏がこの地へ移り勢力を拡げたとされています。この内ヶ島氏は真宗とも関係が深く、一向一揆と関係を結んで戦国期には所領を拡大していったようです。しかし天正13年(1585)の地震によって居城の帰雲(かえりぐも)城が崩壊。城下町もろとも壊滅したと伝えられ、内ヶ島氏も滅亡しました。

歴史的にも一向一揆の拠点となった地域として個人的には興味深いのですが、何よりも多くの人にとって白川郷といえば合掌造り。右写真は、その代表格ともいえる和田家住宅(重要文化財)。庄屋を務めた家だそうで、江戸時代末期の築のとても立派な家です。

Shirakawago_4Shirakawago_11まずは「合掌造り民家園」へ。周辺各地から移築された合掌造り建築が並んでいます。

Shirakawago_14Shirakawago_21こちらは、右写真の建物「中野義盛家主屋」の内部。上階及び屋根裏は養蚕のスペースになっています。

Shirakawago_52こちらは、馬狩地区から移された信称寺本堂。このお寺も真宗だったそうです。この地域独特の造りで興味深い。

Shirakawago_65Shirakawago_73さて、次は川を渡って対岸にある荻町集落へ。まとまって合掌造りの建物が見られる集落として、観光の中心となっている所です。
写真は、その集落の中にある明善寺。こちらも真宗寺院です。左写真が本堂で、右写真が庫裏。いずれも江戸時代後期の築とされています。

Shirakawago_107こちらは鐘楼。これも江戸時代の築とされています。豪雪地帯でも寺といえば多くは瓦葺きかこけら葺きですが、茅葺きはやはり珍しいですね。

Shirakawago_100Shirakawago_91そして、展望台として知られる場所は、城跡だったとされています。名前は荻町城跡と言うそうで、登山口に虎口とされる場所や、上には土塁・堀切の跡とされる遺構が遺っています。戦国末期まであったとされ、その頃の城主は山下氏勝というそうですが、真偽の程はいかに。

いずれにせよ、天気が良くてよかったです。観光客の数もすごかったですが。

■岐阜県白川村

2012.05.15

春の博物館巡り

また間隔があいてしまいましたが、なかなか記事を書く余裕がないものでして…。いや、時間的にはともかく、なんというか、ちょっと心の余裕がない感じですかね。より気楽なツイッターの方に張り付いてしまっています(笑)。

今年の連休は遠出しませんでしたが、博物館の企画展巡りを少々してきました。行ってきたのは、東博、畠山記念館、サントリー美術館。東博とサントリーはお馴染みですが、畠山は実は初訪問。高輪台という私には明らかに場違いな場所にありますが(笑)、行ってみると意外というか?普通の住宅街でした。
畠山記念館は、博物館というよりはギャラリーと言った方がイメージが近いかもしれませんね。室町期の唐物が展示してあったので見に行ってきましたが、実はサントリーの毛利家の企画展にも同じようなものが並んでいました(笑)。まあ、見比べる機会ができたのはよかったということでしょう。

そして東博の方は、平成館でやっているボストン美術館の方ではなく(一応見学したけど)、国宝・重文新指定の展示が目当てでした。中世の文書が多く出ていて面白かった。ただ、字が本紙から裏打ちに繋がって書かれている文書が展示されていたんですが、あれっていったいどういうわけなんだろう?

さて、連休が終わると春の学会シーズンですね。先日も悪党研究会のシンポに出席して、いよいよ季節がやってきたかといったところ。歴研大会に向けて、購入予定の本をそろそろリストアップせねば…。

2012.05.05

飛騨安国寺

Hidaankokuji_1Hidaankokuji_3神岡から高山方面へ。高山へ近づくとあるのが飛騨安国寺。
言わずと知れた足利尊氏が各国に建立させた安国寺の一つです。ただそれ以前から少林寺という寺院があり、貞和3年(1347)にそれを禅宗寺院としたものとされています。

南禅寺僧だった瑞巌を開山とし(ただし観応年間に死去)、その弟子が発展させたといい、文安2年(1445)に諸山、宝徳元年(1449)に十刹となりました。16世紀半ばに戦乱で伽藍は一部を除き焼失しましたが、その後の領主となった金森氏などによって保護を受けたそうです。
本尊は延文2年(1357)の銘のある釈迦三尊像。また、明徳3年(1392)に造られた開山瑞巌の塑像(重要文化財)を所蔵しています。

Hidaankokuji_4Hidaankokuji_15左写真の左側は薬師堂で、右側は開山堂。開山堂は戦火に耐えたとされています。開山の塑像が遺ったのもそのためなのでしょうね。

そして右写真が経蔵(国宝)。応永15年(1408)に建てられた禅宗様の建築物です。当初は色彩があったのでしょうけれども、今はそれもなく質実剛健な印象を与えます。

Hidaankokuji_14Hidaankokuji_9そしてその内部。普段は公開していないと思いますが、特別に見せていただきました(そして、写真の掲載許可もいただきました)。というのも、ここは古くからの研究仲間の実家でして(笑)、その縁があってのことです。

中にあるのは八角の輪蔵というもので、一切経(大般若経)を納めるものです。これは現存するものでは日本最古のものと言われています。
納められている一切経は、中国杭州の大普寧寺にて制作された木版の経本で、版は元の至元年間(13世紀後半頃)のものだそうです。経本そのものが日本へ来たのはもっと後の時代とは思いますが、制作年代はちょうど蒙古襲来と重なる時期で感慨深いものがあります。本源一公という入唐僧がもたらしたものと伝わっているそうです。この人物についてはよくわかりませんが、南禅寺との関わりがあるのでしょうか。

Hidaankokuji_12Hidaankokuji_10左写真がその内部。輪蔵という名の通り押すと回転する構造になっています。これを回すと一切経をすべて読んだことになる、というわけです(笑)。

そして右写真は経蔵内部の落書き。戦国期に各地を巡礼する風習が見られ、各地の寺院で時折こういう落書きが見られます。「佐竹太田」とあり、常陸太田から来た人が書いたものと考えられます。

Hidaankokuji_16Hidaankokuji_19そして石造物。左写真の宝篋印塔は戦国期くらいに遡るかもと思ったのですが、どうでしょうか。右写真は墓地にあった五輪塔。これは中世のものでしょう。

副住職になったという旧友に多謝。

■岐阜県高山市(旧国府町)

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