記事検索

  • Googleによる全文検索

    ウェブ全体から検索
    サイト内検索
無料ブログはココログ

Tools

« 【受贈】『畠山重忠』 | トップページ | 高山別院・飛騨国分寺 »

2012.06.24

【受贈】『豊臣政権の支配秩序と朝廷』

先日は国史学会の大会に出席しました。その折りに、矢部健太郎『豊臣政権の支配秩序と朝廷』(吉川弘文館、2011年)受贈。ありがとうございます。

豊臣政権の研究はもちろん長らくの蓄積があるわけですが、近年では新たに多くの若手研究者によって見直しの動きが盛んになっています。著者の矢部さんはそれを牽引するお一人であることは衆目の一致するところでしょう。
とりわけ貴重な成果であるのが、武家官位の実像を具体的に明らかにした点でしょう。近世で定着した武家官位についても、これまで多くの研究がありましたが、おそらくその創始であろう豊臣政権期については実像や運用があまり明らかではありませんでした。

本書にも収録されている論文によって、当該期は「公家成」「清華成」などの武家官位が編み出され、またその中においてもランク付けが厳然として存在していたこと、それが政権内での身分編成と大きく関係していたことなどが明らかとなりました。これは、当時の政権構造を考える上で重要な要素として今や常識にすらなっており、今や多くの研究で参照されています。
本書は、豊臣政権やその時代について知るためには欠かせない一冊ということになるでしょう。

ちなみに国史学会では刀狩令について、その歴史的意義を再検討しようという意欲的な報告をしておられました。大変興味深く、活字化を待ちたいと思います。

4642029052豊臣政権の支配秩序と朝廷
矢部 健太郎
吉川弘文館 2011-12-12

by G-Tools

« 【受贈】『畠山重忠』 | トップページ | 高山別院・飛騨国分寺 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/20022/55041568

この記事へのトラックバック一覧です: 【受贈】『豊臣政権の支配秩序と朝廷』:

« 【受贈】『畠山重忠』 | トップページ | 高山別院・飛騨国分寺 »

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

Amazon

最近のトラックバック