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2013.10.05

【受贈】『日本の起源』

東島誠・與那覇潤『日本の起源』(atプラス叢書5、太田出版、2013年)受贈。ありがとうございます。與那覇さんとはツイッターを通じて交流がありますので、その縁で送ってくださったものと思います。

現代日本の諸問題を歴史の視点から解き明かす…というのは、本来の歴史学が持つ社会的役割の一つでもあることは、大学に入って最初に歴史の概論で聞いたりするわけです。とはいえそれを実践することはなかなか難しい。本書はまさにその難題に正面から取り組んだ実践の書ということになるでしょう。
直接お話ししたことはないので噂で耳にしていただけですが、とりわけ東島さんの博識ぶりが本書を通してよく伝わってきました(もちろん前著でもそれはよく伝わってきたのですが)。

本書では古代から近現代まで、通史的にサーベイして新たな「日本論」を構築しようとするわけですが、それは容易なことではありませんし、勇気の要ることでもあります。(しかもお二人ともまだ「大御所」という年代ではないからなおさら)。
「日本論」というと中世史の人間としては真っ先に網野善彦さんの名が浮かぶわけですが、本書もその影響を受けたと思しき箇所がいくつか見られました。といってももちろんそのまま踏襲したわけでは当然ない。近年の日本における様々な問題を踏まえて(特に與那覇さんが最近議論を巻き起こした「中国化」というキーワードなども盛り込んで)、まさに“今”の「日本論」として仕上がっています。

内容については人それぞれ感じるところが違う部分もあるかもしれませんが、なぜ歴史を学ぶのかという疑問に答える本として、おすすめしたいところ。とりわけ歴史学(特に日本史)を大学で勉強したいという大学生や受験生に、読んでもらいたい一冊。私も積極的に学生に紹介していきたいと思います。

477831378X日本の起源 (atプラス叢書05)
東島 誠 與那覇 潤
太田出版 2013-08-29

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