記事検索

  • Googleによる全文検索

    ウェブ全体から検索
    サイト内検索

読んだ本・読みたい本

無料ブログはココログ

Tools

« ホームページのリニューアルへ | トップページ | 【受贈】『戦国大名の遺宝』 »

2015.11.05

【受贈】『室町時代の将軍家と天皇家』

石原比伊呂『室町時代の将軍家と天皇家』(勉誠出版、2015年)受贈。ありがとうございます。

帯にもあるように、「室町期の公武関係はいかにして成立、展開し、終焉にいたったのか」という問いがまさにテーマとなっていますが、序章でも触れられている通り(また、これも帯にある通り)、「公武関係」の「公」を公家の長たる北朝天皇家(公家衆ではない)とし、また「武」を武家の長たる足利将軍家家長(当然ながらこれは「将軍」そのものとは限らない)と捉え、その時代的変遷とそれぞれの意義について追った内容となっています。

足利義教から義政期にかけての公武関係に関しては新稿が多く、そこで展開される具体的な様相の叙述は知らないことも多く勉強になりました。新稿の中で個人的に目を引いたのは、第三章で今谷明氏による「王権簒奪計画」論(同『室町の王権』)の論証を徹底批判している点です。これでもかと論破していく筆致はなかなか迫力がありました。
ただ個人的には、最近とある原稿で書いたところなのですが、私自身はこの『室町の王権』で中世後期に強い関心を抱くようになった経緯があります。もちろんその内容に問題が多いことは承知していますし、今更「王権簒奪計画」が事実だったとは思っていないのですが、とはいえ私の初心はいったいなんだったんだろう、という少々複雑な心境にはなりました(笑)。

また「あとがき」などでも触れられているように、歴研で企画したシンポジウムがご本人にとっても画期となったと述べられていることは、実質的に企画した私にとって(いやらしく強調(笑))、少しでも研究の進展に貢献できたことに感慨もひとしおです。

なお、大したことではないのですが、「あとがき」で2011年度から学振PDとして東京大学史料編纂所に所属されたとありますが、私がいたのは2010年度までだったので、たぶん年度が間違っているんですよね…?

4585221298室町時代の将軍家と天皇家
石原比伊呂
勉誠出版 2015-10-13

by G-Tools

« ホームページのリニューアルへ | トップページ | 【受贈】『戦国大名の遺宝』 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/20022/62615066

この記事へのトラックバック一覧です: 【受贈】『室町時代の将軍家と天皇家』:

« ホームページのリニューアルへ | トップページ | 【受贈】『戦国大名の遺宝』 »

2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

Amazon

最近のトラックバック