『戦国大名の経済学』を刊行します
17日に講談社現代新書『戦国大名の経済学』を刊行することになりました。
タイトルは「経済学」と付いていますが、経済学の理論について取り扱うわけではなく、戦国大名の収支を通して当時の経済について解説しようという趣旨です。
宣伝文にもありますが、本書では物の値段を具体的に紹介することがコンセプトの一つであったため、さしあたり史料を繰って見付けた事例を取り上げて紹介しています。しかし、これまで多くの研究が蓄積されている物価史研究に基づいた、厳密な物価の検証を行っているわけではありません。この点は物足りないと感じる方も多いだろうと思いますが、入門書としてご了解いただければと思います。
一般書として本を一冊書いたのは初めての経験で、それゆえ叙述に非常に苦労しまして、執筆開始からかなりの時間が掛かってしまいました。
多くの方に手に取っていただいて、戦国時代の経済について興味を持つ人が少しでも増えることを期待します。
宜しくお願いいたします。
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